INOBER 導入事例

採用後のミスマッチが低下し、社員の定着性が向上

ー 最近の採用状況をお聞かせください

会計事務所業界は人材の流動性が高い業界の一つです。資格を取得できれば独立できますし、会計税務はポータブルなスキルなため比較的転職しやすいからです。

昨今では、売り手市場で、経験者の採用が非常に難しく、どこの会計事務所も人手不足に悩んでいます。とはいえ、一口で経験者と言ってもそのレベルは一定ではなく、業務クオリティが高くないことも多く、経験者採用にこだわることに疑問を感じていました。

そのため、当事務所では、未経験でポテンシャルがある人材を積極的に採用する方向に転換して、事業を伸ばしています。

Intervew2 main

税理士法人ザイムパートナーズ 代表 奥田様

ー 採用で適性検査をどのように活用されているのですか?

弊社は、INOBERの他にも、HCi-ASという適性検査を活用しています。こちらの適性検査では、主に候補者の「慎重性」と「自我の強弱」の確認に重きを置いています。

INOBERでは、候補者の「キャリア志向性」を特にチェックするようにしています。極端にワークライフバランスによっているよりも、 プロフェショナルとして、仕事をする姿勢があるのか見るようにしています。

INOBERでは、社内のメンバーとの相性を比較する機能があり、候補者がどのメンバーとタイプが近いのか、または離れているのか把握でき、また組織の中で、どこに位置するのか把握できるので、メンバー同士のバランスを見極めています。

- 社員の定着性が向上した要因を教えてください

INOBERを導入する前は、誰に対しても、同じように一方的に指示を与え、仕事を任せていました。振り返って見ると、自分の期待が高かったせいか、メンバーに対して過度なプレッシャーを与えていたと思います。 それが原因で、辞めてしまう社員も一定数存在し、定着率が悪くなりました。

INOBERでは、メンバーの適性検査結果に合わせて仕事の任せ方やコミュニケーションの図り方など、細かく出力されます。それを参考にメンバーの特性に合わせて、コミュニケーションをとることで、明らかにメンバーとの関係性がよくなりました。

また、自分自身の内面を把握することができるので、自分と正反対の性格特性や志向特性を持っている社員との距離感をつかめるようになったのも大きいです。

現在は、リーダー以上のメンバーへ閲覧権限を付与し、いつでも自分のチームとチームメンバーの資質を確認出来るようにしています。こちらも定着性の向上に大きく影響を与えていますね。

Intervew2 main2

事務所内のレイアウトは機動戦士ガンダムのホワイトベースをイメージされているとのこと。遊び心があるのも、ザイムパートナーズのカルチャーです。

ー 今後のINOBERに期待することを教えてください

INOBERでは、この候補者を採用して良いのか、絶対的な基準が無いため、ある程度使う側の判断軸が必要になります。その点は、機械学習などを活用して示していくとのことで、今後期待しています。

個人的にはINOBERは中小企業に、高いメリットがあると感じています。なんとなく組織をマネジメントをされている経営者が多いので、自分の会社がどのようなメンバーで構成されていて、他のメンバーとの相性はどうなのか把握することができます。

採用だけではなく、組織のマネジメントをアシストするような使い方もありだと思います。

社名 税理士法人・社労士法人ザイムパートナーズ
事業内容 税務会計業務・労務関連業務 
コンサルティング業務
設立 2005年7月
従業員数 16人( 2018年11月1日現在 )
URL http://www.zaimupartners.jp/