例年、学生の売り手市場が続く中、学生との早期の接点としてインターンシップが注目されています。経団連が日数要件を事実上、撤廃したことにより、短期でのインターンを複数実施する企業が増えています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
インターンシップを開催するメリットは、何と言っても早期に自社に合致する優秀な学生と接点を持てる点です。
インターンシップに参加する学生は、もともと参加する企業の業種や職種に対する興味が強く、インターン後選考に進む確率も高いため、早期に採用候補者を囲い込むことができます。
しかし、インターンシップの内容が学生にとって魅力的でないと、自社に対する志望度の低下や同業他社に流れてしまうリスクがあります。
そこで、株式会社ディスコが調査した「インターンシップに関する調査」及び 株式会社リクルートが調査した「就職白書2018-インターンシップ編-」を参考にしながら満足度が高いインターンシップの特徴を考えてみました。
就活を控えている学生が、インターンシップに参加する最大の目的は、仕事への理解です。
日本の大学生は、自分の職業(進路)について考える機会が外国と比べて遅く、就職活動が本格化する前の大学3年生になって初めて、真剣に自分の進路を決める傾向があります。
今まで、社会との接点が少ない学生にとってインターンシップは、実務を体験できる絶好の機会と言えます。
そのためインターンシップでは座学や講義形式よりも、現場に近い実務を体験できることが、学生の満足度につながります。
下記では、学生の満足度が高いインターンシップの特徴を4点に絞って記載いたします。
株式会社ディスコの「インターンシップに関する調査」によると、1週間未満の開催日程で2〜4日のインターンシップが最も満足度が高い結果となっています。
半日や1dayだとどうしても中身が薄いプログラムになってしまい、学生の満足度低くなる傾向があります。また1週間のインターンシップも満足度が低くなる傾向があることがわかります。
学業やサークル、アルバイトで日々追われている学生にとって、長期間拘束されてしまう、職業経験は困難です。インターンシップでは、いかに効率良く、実務を体験できることが重要です
講義・座学、グループワークよりも、実際の仕事体験や実務を含む内容の方が満足度が高い傾向があります。
また、新規事業の開発、新サービス・商品の提案よりも、実際に入社後に携わることが高い業務を体験できる内容の方がインターンに参加した学生の満足度が高い傾向があります。
インターンの中で、社員との接点があることは、満足度に最も影響を与えています。
仕事への姿勢や、仕事の満足感、キャリアに対する考え方、プライベートと仕事の両立など具体的な話を聞くことで、将来自分が働くイメージを明確に持つことができるからです。
学生は現場社員のリアルの声を求めているため、インターンシップにおいて現場の社員に協力してもらうことは必須であると言えます。
インターンシップが終了するタイミングで、学生に対してフィードバックがあるインターンは、満足度が高くなる傾向があります。
インターンシップの本来の目的は、自社の採用を優位に進めるものではなく、学生への成長機会を与えることを忘れてはいけません。そのため、学生へのフィードバックは必須です。
また、インターンの業務に対するフィードバックだけではなく、今後の就職活動に活かせる「自己分析」に繋がる内容のフォードバックを加えるとより効果的です。
できれば、インターンに参加した学生一人一人に対して、最適なメンター(社員)を配置し、フィードバックすることをお勧めします。
現場の社員を巻き込みながら、インターンシップの内容を設計するかが、プログラム成功の鍵です。プログラムの中で、育成の視点を取り入れることも忘れてはいけません。
結果的にインターンに参加した学生が自社の選考に進まなかったとしても、満足度の高いプログラムを提供することで、口コミにより、次年度以降、優秀な学生への参加を施すことができます。 また、将来的に取引先やお客様として長期的な関係を築くことができるかもしれません。
INOBERでは、インターンに参加する学生に15分程度の適性検査を実施することで、最適なメンターとの組み合わせ、学生のグループ分け、学生へのフィードバックができます。トライアルでもご利用できますので、是非お試しください。
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